
結婚指輪の起源
結婚が決まったら、用意しなければならないものやことがいろいろ出てきます。
その中でも特に二人が大切にしたいものは、結婚指輪ではないでしょうか。
結婚指輪はこれからずっと身に着けていくものですから、ただデザイン性が高いというだけでなく、用途に応じたものを選ばなければなりません。
一昔前の結婚指輪の主流といえば、かまぼこ型の指輪でした。
かまぼこ型とは、指輪の断面がかまぼこを横から見たときのように、半円形をしているものです。
花婿さんも花嫁さんも、全く装飾がされていない同じかまぼこ型の結婚指輪をするのが定番でしたが、現在ではもっと多様なデザインなものが登場しています。
かまぼこ型の指輪に使用される素材の多くはプラチナ製でしたが、素材も現在は選択肢が広がっています。
既成品もいいですが、自分たちがデザインをするオーダーメイドのオリジナルリングも人気です。
花婿さんが自分でデザインをし、花嫁さんにプレゼントするというカップルもいます。
結婚指輪が誕生したのは9世紀のことで、ローマ教皇ニコラウス一世により、二人が婚姻関係にあることを証明するものとして定められたのが始まりでした。
国内にその文化が流れてきたのは20世紀初頭でしたが、現在のように一般の人たちにも浸透したのは1960年代に入ってからだということです。
和装の仏前式
日本人はチャペルでウェディングドレスを着てあげる結婚式だけでなく、和装で行う仏前式もあります。
ウェディングドレスは海外の諸外国でも実現しますが、仏前式は日本人特有の結婚式なので興味がある方も多いでしょう。
チャペルでは神様に二人の幸せを誓いますが、仏前式はお堂やお寺にて仏様や親、ご先祖様に対して誓うことになります。
結婚式場やホテルのブライダルプランには、仏前式を設けているところも多くありますが、実際にはあまり行われていないのが現状です。
心から仏教を信仰している人くらいしか今は仏前式を選ばないので、とても少ないとのことです。
しかし、テレビなどのメディアでは、教会の挙式だけでなく仏前式も行っている芸能人などが報道されることがあります。
せっかくだから両方の衣裳を着てみたいというのは、女性の本音なのかもしれません。
著名人では、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんと小林麻央さんが2010年に仏前式を挙げていました。
一般的な仏前式とも少し異なる、御宝前結婚式というお式です。
さらに2年後の2012年には、Take2の東貴博さんと安めぐみさんが浅草寺で挙げました。
市川海老蔵さんご夫妻は、おうちの屋号である成田屋と関わりの深い成田山新勝寺で結婚奉告を、東貴博さんはご主人の地元である浅草でとり行うという、家を大切にしたお式になったようです。