マリッジブルーの改善方法

楽しみだったはずの結婚が段々と憂鬱に

マリッジブルーとは「婚前うつ病」と言われることもある女性特有の症状のことです。
結婚をすると決めるときにはまず男女いずれかからのプロポーズを受け、そこから段取りに従って約1年間の猶予を持って結婚式や入籍のための準備をしていきます。

プロポーズを受ける瞬間というのは多くの女性にとっては人生の転機となる一大イベントですので、気分も高まり最高潮に幸せを感じることでしょう。

しかし実際の結婚までの1年間ほどの期間の中には面倒な問題も発生してきますし、想像していた以上の手間や事務作業が必要になったりします。

そうしたことをしているうちに最初のテンションはいつの間にか消え、変わって「このまま結婚しても大丈夫だろうか」といった不安が先になってきます。

マリッジブルーは将来の責任をプレッシャーに感じる男性にも起ることではありますが、実際に心療内科やカウンセリングを必要とするレベルにまでなるのは大半が女性です。

既に結婚をしたカップルを対象にアンケートをしてみると、軽度なものを含めてマリッジブルーを経験した人は半数程度いるとされており、かなり多くの人が当然に経験する状態と言ってもよいでしょう。

マリッジブルーの具体的症状と改善方法

マリッジブルーとされる症状の具体的なものとしては「それまであったやる気がすっぽりと抜け落ちるようになくなる」「気持ちがひどく落ち込む」「何のきっかけもなく突然涙が出てくる」「夜眠れなくなる」といったような一般的なうつ症状とよく似たものが挙げられます。

軽いものでは「相手に対して頼りなさやイライラを感じる」「他の異性のことが気になる」「独身の友人が羨ましく思える」といったものも含まれます。

こうしたマリッジブルーが起る主な原因は、結婚を決めた当初に期待していた状況と全く違う現実に直面をした場合や、気持ちの中に迷いがあってそれを吹っ切ることができていなかったということです。

特に近年では少子化や晩婚化を回復させようと、ことさら結婚や結婚生活の幸せさをアピールするような広告やメディア記事があったりしますので、結婚「さえ」すれば幸せになれると考える人にとっては現実に感じるつらさが倍になって感じられるという側面があります。

キャリアのある仕事をしてきた女性にとっては、結婚や将来の出産により諦めなければいけない未来も出てきますので、それが困難にぶつかったときの後悔となり大きなストレスになってきます。

マリッジブルーにならないためにはまず「本当にこの結婚でいいのか」ということをしっかり相手と話し合い、不満を自分の中だけに貯めないようにすることが大切です。

結婚前の段階で本音を隠していると結婚後ますます問題がこじれてくるので、早めに迷いや不満は相手に伝え解決方法を二人で見つけていきましょう。