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結婚式場は時期によって値段が変わる!

挙式にかかる費用を上下させる要因とは

結婚式を行うことを予定しているカップルなら、まずブライダルフェアなど体験型のキャンペーン・イベントに参加をすることと思います。

ブライダルフェアは全国各地の式場で定期的に開催されており、当日の料理をまるごと試食することができるなどかなりお得な内容になっていることがほとんどです。

そうしたブライダルフェアに参加をしたあとには気に入ったところについて営業担当のスタッフと話をしつつ、実際の価格を見積として出してもらうことになります。

しかしこの見積もりはいつも常に同じ金額というわけではなく、時期によってかなり大きく変動することがあるので注意が必要です。

具体的には当初の挙式予定が2月や9月のシーズンオフであったところ、話し合いをするうちに5月のGW中になったり、6月になったりするような場合です。

結婚式という行事は縁起物であるので、6月のジューンブライドや暦の上での「大安」には多くのカップルが挙式の希望をします。

ですので全く同じ内容の式を依頼しても、式の日程が6月中や大安の日であった場合にはそれだけで割高になってしまうこともあります。

もしどうしても縁起をかついで6月や大安の日に行いたいという場合や、ゲストの都合で長期休みになるGWやお盆、年末年始に行いたいならばその分の割高は覚悟しておいた方がよいでしょう。

式を安くするには人気のないシーズンを狙う

逆に言えば世間的に「縁起が悪い」とされている時期にはそれだけで挙式・披露宴費用が安くなるということです。
同じ内容の挙式であっても、土日に行うか平日に行うかという違いだけで数割は安くなるのが一般的です。

結婚式と同じ冠婚葬祭行事として葬儀も時期や暦を非常に気にする行事ですが、最も縁起の悪い「友引」の日はそもそも葬儀屋が休みになるなど現在でもかなり気にされています。

しかし結婚式については葬儀ほど暦が気にされないようで、縁起が悪い「仏滅」の日であっても本人たちが希望をすれば挙式披露宴は可能です。

そのあたりが日本独特の宗教観とも言える部分で、大安や仏滅といった暦は中国から伝来した民間思想であり仏教思想に近いものであるため神前式やチャペル式では全く関係ない縁起であるのですが、やはり心理的に仏滅の式は避けたいという人も多いようです。

ですのでそもそも暦や縁起を全く気にしないという人ならば、あえて縁起が悪いとされている仏滅の日を選べば挙式費用を安くすることができます。

旅館での宿泊料金同様に、利用者が少ない時期になるほど安く利用ができるしくみになっているので、見積もりを取って貰う場合にはきちんと時期や日付の希望を告げておいた方がよいでしょう。